冷凍野菜の栄養価と自宅で上手に冷凍保存する方法

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便利に活用できるという事もあり、冷凍野菜を重宝している人は少なくありません。しかし実際に使用している人の中には冷凍野菜の栄養について心配の声が出ている事も事実です。

冷凍してしまった野菜は、生の野菜に比べると栄養価が低いのではないか?と思っている人は多いでしょう。ですが、実際には生野菜と冷凍野菜ではさほど栄養価に違いは無いのです。

むしろ、新鮮な状態でうまく冷凍してあげる事によって、生野菜よりも冷凍野菜の方が栄養価は高くなることもあるくらいです。では、冷凍野菜の栄養についてもう少し詳しく掘り下げて見ていきましょう。

販売されている冷凍野菜

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通常の野菜というのは、収穫してから店頭に運ばれていき、私たちの手元に届きます。そして料理をして口に入れる時には、すでに栄養価は落ちている状態なのです。しかし収穫したばかりの野菜をすぐに冷凍保存する事によって、新鮮なままの栄養がしっかりと野菜に残ってくれます。

ですから、収穫後すぐに冷凍処理をしているものであれば「栄養価が高い」状態だという事が分かります。

ちなみに、収穫してから1週間経ったブロッコリーは、ビタミンCが50%も減ってしまいます。しかし収穫後そのまま冷凍したブロッコリーは、1年以上経ってもビタミンCは10%程度の減少で済んでいます。このような研究からも分かるように、販売されている冷凍野菜というのは、多くが栄養価の高いものとなっているのです。

旬の野菜を冷凍するのがポイント

野菜には旬というものがありますので、それぞれの野菜が栄養価の高い時期というものがあります。旬の野菜を旬の時期に冷凍してあげると、旬の時期ではない時に収穫したものよりも、確実に高い栄養を摂取できます。

例えば、トマトは旬の時期であれば2倍ものカロテンが含まれていますし、ホウレンソウのビタミンCも旬の時期であれば4倍も多く含まれています。このように旬の時期に冷凍された野菜というのはとても栄養価が高いのでお勧めです。

自宅で冷凍野菜を作る

冷凍野菜というのは、自宅でも簡単に作る事ができます。しかし冷凍に向いていないものなどもありますので、どういった方法で冷凍すればいいのかご紹介したいと思います。

加熱してから冷凍する

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加熱して食べる野菜に関しては、あらかじめ加熱処理をしてから冷凍保存すると使いやすい上に、栄養素が長持ちしますのでお勧めです。例えば、ブロッコリーにはビタミンCが含まれていますが、加熱して冷凍すればビタミンCが残りやすいとされています。

まるごと冷凍する

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トマトやキノコ類、玉ねぎなどは「まるごと」冷凍しても使い勝手が良いです。解凍を待たずにして調理をすることもできますので、凍っていても切りやすい野菜はまるごと冷凍がお勧めです。

ネギ類はカットしてから冷凍

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長ネギ、玉ねぎなどを細かくカットして調理する場合には、あらかじめカットしてから冷凍してしまうのが良いでしょう。そのまま調理に使用できますので、簡単な方法となっています。

冷凍野菜に向いていないもの

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もやし、キュウリなどの水分が多い野菜というのは、冷凍をしてしまうと食感が悪くなります。シャキッとした歯ごたえもなければ、べチャっとしているので冷凍しない方がいいかと思います。

緑黄色野菜の冷凍について

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緑黄色野菜にはビタミンCをはじめとした、たくさんの栄養素が含まれています。そして色合いもキレイなものが多いのが特徴です。緑黄色野菜を冷凍する時には、ほんの10秒程度だけ熱湯につける「ブランチング」という方法がお勧めです。

これだけの加熱によって、野菜の細胞に含まれる酵素の反応を抑制する事ができます。そして栄養素の確保と色合いのキレイさを保つ事が出来るので、ブランチングをして冷凍に入りましょう。